苺のタルト チョコレートのジェラート添え

苺のタルト

先程、スタッフの中野が苺のタルトを焼きました。

岡地が退職すると決まってから
1月までは岡地から学び
今ではランチのデザートと晩の自家製のパン(チャバッタ)を担当しています。

2月からは新しく加わった濱田パティシエから学び
ケーキやタルトを失敗し続けて
先日までは
みんなのコーヒーの時間のおやつ担当でした(笑)

しかし
最近、良い感じになってきました。

今回の苺のタルトを見て、あっ!そろそろきたな?と感じました。

飯田「見るからに美味そうやな」

中野「いやー。焼きすぎたかもしれません」

飯田「そうか?美味そうやで。そろそろみんなのおやつも卒業せなあかんぞ!遊んでるんちゃうんやから!」

中野「わかってますけど!!!出来ないんですよ!」

飯田「そろそろやから言うてるんや!はじめっから言うと『出来ません』で終了やろ?自由にやらせて結果が出てきそうやから言っているんや」

中野「はい・・・」

飯田「食わしてや!味見していけそうやったらいくで!」

中野「・・・はい・・・」

飯田「自信持って行こう!」

奥野「おう!食べたい!切ろ!切ろ!」

断面をみると
さらに美味そうだ!

食べたが
やっぱり美味い!

奥野「美味い!」

飯田「美味い!美味い!」

中野「このくらい焼いているほうが好き!」

遅れて稲月も食べた。

稲月「うんうんうん。いいよ!いいよ!」

そんなことで
明日限定で
かつ6食限定ですが

中野のデビュー作の
『苺のタルト チョコレートのジェラート』をやります。

焼き菓子が好きな方にお薦めさせていただきます。

1月に退職した岡地は若く優秀なパティシエでした。

何でも器用にこなす岡地は
全てのデザートを1人でこなしていました。

一方
2月からきてくれている濱田も同じく優秀です。

しかし
岡地とは違います。
体力・気力・集中力は岡地ですね。

10歳以上若いので
年齢的には当然ですね。
その3つの点で劣るからこそ
濱田は人に頼ります。

それは指導力です。

目前の仕事をこなしながら
助けてもらいながら
指導をする。

年長者が若者に勝る重要な点。
どんな仕事にもあてはまることなんでしょうね。

濱田の仕事をみていて感じます。

そんな濱田の指導があってこその
中野のデビュー作。

ほんと一ヶ月前なんて
カチカチのケーキとか焼いていましたから(笑)。

的確な指導によって
たった一ヶ月でこんな美味しいタルトを作るんだ!と
驚きました。

もちろん、中野の努力もあってのことですが・・・

飯田「(中野は)どうですか?」

濱田「いいせんいっていますよ!スジがよい!」

飯田「スジね。」

濱田「何より『デザートが好き』というのが一番の強み!」

飯田「なるほど・・・好きこそものの上手なれ!昔の人はよく言ったものだ・・・」

今のくえろにとって一番足りなかった
『指導力』が加わったことが
頼もしく、嬉しく感じています。

なんせ、『馬力』と『天然』と『笑い』しかありませんでしたから(笑)

私達も下降していく体力のなかで
濱田から少しでも多くのことを吸収していきたいです。

そして
若い世代が楽しく料理に打ち込める環境を作っていきたいと決意しました。

もちろん
奥野・稲月という厳しい二人を試食で満足させないといけないという
試練がありますが・・・

この試練も楽しんでいって欲しいですね。

長くなりましたが
そんな試練を乗り越えた
『苺のタルト チョコレートのジェラート添え』を試してやってください!

断面 苺のタルト