ボジョレー・ヌーボ

ボジョレーが解禁しましたね。
最近はマスコミもあまり取り上げることもなく・・・
寂しい限りです。

そもそも、ボジョレー・ヌーボーとは
『収穫のお祝い』と『今年の葡萄の出来を確かめる』
という意味があります。

日本のあちらこちらで行われているボジョレーのイベントは
理由なきイベントと化しているように感じますね。

本来の目的を考えず、営利目的が強くなり、
コンビニを筆頭に
ただボジョレーであれば売れるからよいだろうという
雑な扱いに・・・。

そして、
飽きられて・・・
マスコミもあまり取り上げなくなってしまい、
ワインの人気が下がっていくことに・・・。

一般の方が、
安物のボジョレーを飲んで悪い印象を持ってしまい、
ボジョレー=美味しくないが、
ワイン=美味しくない
につながっていく、この悪い流れは
数年前から感じていました。

そこで、
昨年と同様に、
仕入先と相談し、協力をいただきました。

くえろは昨年と同様に『今年の葡萄の出来を確かめる』という意味から
ボジョレーを楽しみたいと思います。
つまり、
あくまで『試飲』です。

しかしながら、
絶対的な味覚を持つソムリエの方なら良いのですが、
私のような、普通のワイン好きの方にとっては
何かと比較しなければワインの試飲は困難です。

そこで、
グラスワインをご注文いただいたお客さまには
少しではありますが、ボジョレーを試飲していただこうかと思っています。
飲み比べることで、
今年の葡萄が美味しいかどうか、
皆さんなりに判断していただければ良いかと・・・

まぁ、今週末にボジョレーを飲んで
数年後に’13のワインを飲む時には
「’13の葡萄はあんな味だったな」と思い出していただければ幸いです。

しかも
仕入先の話では
今年は出来はまぁまぁらしいですよ!(笑)

どんなもんか確かめたくないですか?(笑)

今年の夏前のチリヌーボーも(南半球なんで季節が半年ずれていますが)
あまりに美味しくなかったので
やめましたから(笑)

仕入先に友人がいるので
はっきり言ってくれますからね。

美味しくない年に理由をこじつけて
「あっさりしている」とか
「すっきりしている」とか
ただ味がのっていないだけなのに
なんやかんやと理由をこじつけて
ごまかしてくる人が多いですから。

立場があるんで仕方が無いんでしょうが・・・

しかし
ビジネスですから。

そんな人間を私は信用できませんね。

美味しくないときは美味しくないとはっきり言ってくれる人が好きですわ。

そして、
私もお客様に対して同じように
出来が悪い時には「マズイ」とはっきり言いたいと思います。

少し、熱くなり、偉そうなことを書いてしまいましたが、
仕入先をくどいたときと同じ口調で書かせていただきました。

なお、ボジョレーを有料で提供している他店を批判するものではありません。
捉え方の違いなので、
誤解のないようによろしくお願いいたします。

もちろん
有料の試飲もありますからね。

ただ、くえろは
全てのワインを
私とシェフ、時にはお客さまも交えて、
入念に試飲を繰り返した結果に
厳選したワインをメニューに載せています。

特にあのうるさいシェフですよ。
皆さんわかるでしょ?
大変なんですから(笑)。

そのワイン達に食い込めるほど
いや?そもそも、
ボジョレーの中に、お代金をいただけるほどのワインがあるかどうか・・・
そして、シェフが首を縦に振るかどうか・・・。

もちろん
私達も例外なく解禁日まで飲めませんから、
判断のしようもないんですが・・・。

だったら、
無料で飲んでもらえばいいんじゃないの?

という
軽い感じです(笑)。

まぁ
今週末は、たくさんの方とワインの話が出来たらいいなぁと思いますね。

そんな程度です。

楽しみにしています。

今晩の予約は全然なので
何人でも大丈夫ですよ!