美瑛産南瓜と和栗のモンブラン

『栗五郎』という北海道の美瑛産の南瓜。
収穫してすぐはデンプン質が多く美味しくないです。

収穫後、1.2ヶ月の間、
熟成させてデンプン質が糖化するとどんどん甘みが増してくるんです。
やや手の掛かる品種なんですよ。

大阪のえびす南瓜は水分の多い品種。
一方、栗五郎は水分の少ない、いわゆる『栗系』と呼ばれるポロポロの南瓜。
デザートやコロッケ、南瓜のサラダなどに向く南瓜です。

そんな栗五郎という南瓜のクリームが美味しい!
南瓜クリーム

栗きんとん。いや南瓜きんとんですね。

和菓子に使えそうな上品な甘さ。
この上品とは
個性が薄い、味が薄いというのとは違いますよ。

土の香り、秋の香り。
強く感じますよ。

周囲のヨーグルトの酸味が良いアクセントになっています。
私はモンブランとヨーグルトを初めて一緒に食べました。
合うんですね。

栗の甘みや香りは粉っぽいところがありません?

栗系の南瓜も同じように水分が少なく粉っぽいので
ともに粉っぽい同士で良く合うんです。

中には自家製のマロンのジェラート。
これもたまらない。

水分の少ないクリームに
とけかかったジェラートのバランス。
私は大好きな感じです。

上にのった栗。
日曜の晩もモンブランの上にのせる栗をスタッフ総出で剥きました。
先日の栗のカルボナーラほどではないですが
結構な量です。
市販の栗の甘露煮を使えば
キュッとひねってパカッと空ければ
簡単なんですが・・・
この手間が職人ですね。

悲壮な表情だったんで
手もとだけの写真です(笑)。
鬼皮剥き

岡地の奮闘の一コマです。
結構な量でしょ?

生の栗の鬼皮を包丁1本で・・・
食べてやって欲しいですね。
よろしくお願いいたします。

南瓜のモンブラン

仕上がりは見事でしょ?
丁寧に仕上がっています。
『栗』と『南瓜』の競演。
『秋』をたっぷり感じられるデザートですよ。

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